小林 清次郎 №2

小林 清次郎作 (5寸・昭和30年後半?) 

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小林 清次郎作 5寸の作品です。清次郎は吉太郎や吉兵衛、そして鈴木米太郎の復元作品が有名ですが、この作品のように父親である吉三郎の伝統を受け継ぐ様式でも秀逸な作品を残しています。木地挽きや胴模様の描彩についても勿論、この作品では面描(特に目の描き方)が目を見張らせます。5寸という少し小さめの寸法(私個人では、伝統こけし本来の姿として、この5寸や6寸ぐらいの大きさがちょうど良い寸法と思います)ですので一見しては眼点がどう描かれているかはよくは分りません。(目を凝らして近づけてみても詳細は分りづらいです)

そこで、目の部分だけをトリミングで拡大すると、眼点の描き方(打ち方)がよく見えてきます。ただ単に黒目を丸く描いているのではなく、涙滴型に描かれていて向かって右の眼点はその涙滴の後尾が抜けずに下方にたれ下がって描かれています。また、涙滴型に描かれた眼点も中央部は墨の色が濃く、両端は薄くなっていて、瞳(中央部が濃く、周囲は薄く)を写したように描かれています。その為に奥行き(立体感)が表現されていて、この描き方が偶然であるか、それとも意図した描き方であるかは分りませんが、この瞳のおかげで、この作品は私の清次郎コレクション中一番好きなもの(お気に入り)になっています。

この作品全体から受ける静かで、雅で、少女を思わせる印象を私に抱かさせるものが、よく見ても分りづらく、クローズアップしなければ見えてこない、「眼点」の描き方にあるように思えます。
 


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