佐藤英太郎作品(足踏みロクロ作)

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この英太郎こけしも昭和50年前後の作品。30年近く実家で眠っていたので、褪色もなく、今できの作品に観える。英太郎作品は二十歳までのものが、高く評価され、その価格も直助を凌ぐものまで現れている。

確かに、作られた本数も少なく初期作特有の魅力もあるが、その時期だけを捉えて評価が固まっては制作する方の身に成れば、堪ったものでない。

工人の一生涯を通し、残された作品から改めて評価されるのであれば、工人の方も少しは納得出来ようが、現役で制作途中の工人の作品を公に評価するということは、本来は慎むべきものと言える。(但し、作品を前にしての出来不出来の論評は愛好家に許された特権で、それさえも認めないわけではない)

勿論、個人の頭の中で色々と評価するのは、勝手だが世間のうわさ話でもその風評が広まれば、作品の売れ行きに大きく左右されかねない。制作する工人側と購入する愛好家側との作品に対する評価も大きく違う事は稀ではないことを挙げておく。

そこで、この英太郎作品である。足踏みロクロを使い制作されているが、やはり、電動ロクロを使っての制作とは大きく印象がことなる。手で持って触った感触も、墨や絵の具が木肌に沁み込み定着した感覚も、電動ロクロを使って制作した木地とは違う事が観てとれる。

写真では頭デッカチに観えるが、実物はバランスの良い姿形をしている。頭が大きく観えるのは、内側からの大きなエネルギーが発散しようと、目に見えない力(オーラ?)の働きがある為で、往々にしてこの様に見える作品は優れていると言える。

この作品は30数年も前に入手して、すっかりその存在を忘れていたのであるが、実家の家屋の解体のため、片づけの作業中に出てきたもので、手入れの為に改めて手に取って触ってみたが、つくづく良い作品であると感じた。
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