不明豆こけし(六郷満作品?)

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つい最近ネットオークッションで入手した豆こけし(1寸弱)の表情が余りにも素晴らしかったので紹介します。

胴底に漢数字の「六」が書かれているので出品者は「六郷満工人の作品か?」とされていました。

画像を見ていただければお分かりの通り、眼点の描き方が素晴らしく向かって右の眼点はレ点の如く逆三角に打たれ、左の眼点はそのレ点を二つ続けて打たれて描かれています。 

 その表情は佐藤伝内作品やkokesi obscuraに掲載されている豆こけしの眼点描写と共通するものとなっています。もしこの作品が六郷満工人作であれば、六郷作品のファンの一人として嬉しい限りですが、まだ確定はされていません。
 

この豆こけしの絵の具が綺麗に残っているのは、こけし全体にニスが塗られていたおかげです。六郷工人が豆こけしにニス塗りを施したか調べれば何か手がかりが得られると思いますが、調査にはもう少し時間がかかります。
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佐藤里見作品

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佐藤里見の6寸です。画像では顔のシミが目障りですが、実物はそんなにも気になりません。詳しくはKokeshi Wikiの佐藤里見の項を参照願います。

 制作年は昭和24年頃と思われますが確かとは分かりません。Kokeshi Wikiでは胴模様はボタ菊模様がほとんどで、重ね菊やたまに梅模様を描いたとされていますが、このこけしを見るとボタン模様も描かれたようです。

 確かに新型こけしの影響は受けずにいて、若々しくも優しいまなざしの伝統こけしです。

佐藤照雄作品№2

佐藤照雄作(6寸・昭和40年作) 

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『美と系譜』掲載と同時期の照雄作品です。照雄工人46歳の時の作品ですが、私はどちらかと言えば、こちらの方が好きです。
顔全体が上方に描かれ、ふっくら柔らかく、そして優しく微笑む表情と幾らかの三角錐の胴体フォルムからは、その寸法(6寸)とあいまって、幼女がもてあそぶ人形としての本望が持ち合わせているように見えて来ます 

菅原 敏作品 №24

菅原 敏作 (1尺・昭和41年10月頃作)

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菅原敏、昭和41年10月頃の作品です。署名はされていませんが、菅原敏作に間違いありません。胴底には「1966・10」とボールペンで書かれているのみです。これと同手の作品がいくつかの資料で見る事は出来ますが、この作品はまるで昔の野武士の如く、荒振れた凄みのある作品になっています。

強く凝視する両眼はやや左前方の中空を見つめて一分の隙さえ見せません。両鬢の飾りは「怒髪天を突く」かの如く、太く力強い筆法で描かれています。この作品の「原」は中屋惣舜蔵の佐藤三蔵を写したと謂われています。残念ながら私は「原」の三蔵作品を見ていないので分かりませんが、頭部に描かれた三ツ山の飾りの描き方を見ると激情と云える程の激しさと力強さを見て取ることが出来ます。

「kokesi wiki」の菅原敏の項では、「・・・次第に面描に極端な筆癖が現れるようになり、一種異様な表情のこけしに変わっていった。」と記載されていますが、この作品は一種異様と云うよりも、古い遠刈田こけしに出会えたと云える程の見事な作品に仕上げられています。


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佐藤照雄作品№1

佐藤照雄作(7寸・昭和36年頃作)

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昭和30年代中期の佐藤照雄工人作です。この伝統こけしからは、映画「三丁目の夕日」を観た時に感じた、どこか暖かく、懐かしいものを観る事が出来ます。これは、昭和30年代に幼少期を過ごした人達が、だれでも感じとる事が出来るノスタルジーかも知れません。

昭和30年代に小学・中学時代を過ごした私には、この照雄工人作の伝統こけしは、時代そのもので、ジーッと観ていると心にほのかな懐かしさを満たしてくれます。

暖かで、優しいほほ笑みの表情からは、その当時子供であった私から見た、当時の母親や近所の優しく、親切な大人の人達の心情を感じとる事ができるのです。

一筆目という簡素な描彩でありながら、これだけの表情を創り上げた照雄工人作の伝統こけしは私の心をつかんで離しません。


佐藤菊治作品№1

佐藤菊治作(1尺)
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「たつみ」で頒布された佐藤菊治の作品。確かな制作年は不明であるが「たつみ」の森さんが昭和40年代初め、菊治工人に菊治工人の古作を復元依頼して作らせたものである。

菊治作品として優品の1点である。実物はもっとバランスの良い頭と胴体であるが、デジカメで写すと胴体が寸詰まりになってしまう。大きな頭と細い胴体のフォルムは遠刈田系の特質を遺憾なく発揮していて、戦後作ではあるが、戦前作を彷彿とさせる。

実物は花魁の如く、艶やかな色気さえ感じさせる出来に仕上がっているが、その雰囲気をこの画像からはでは読み取れないでいる。絶妙のフォルムと描彩、そして目の表情の変化は実物を観る以外、言葉や写真では伝える事が不可能に思える。

「たつみ」のおやじさんは復元をした作品の中で、一番出来の良い物を手元にのこし、「たつみ」シールを貼りつけて取り置いていた。この菊治作品もその内の一本である。

「たつみ」シールが貼られた胴裏写真
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胴裏の花模様は浮世絵に描かれる模様に似て、簡素な中にスーッとした立ち姿から、「粋」を感じさせる。この様な花模様は羽子板の裏側に描かれている模様とも、よく似ている。果たして何か繋がりでもあるのだろうか・・・・?

佐藤好秋作品

佐藤好秋



昭和20年代?の良い時期の作品。戦前作も木童舎コレクションにはあるが、この時期の作品の方が心魅かれる。

僅かに微笑みを湛えた大きく切れ長の眼、頭と胴体の絶妙なバランスの木地形態、そして胴いっぱいに描き切る枝梅模様は、遠い昔に女の子の遊び相手を務めた、伝統こけし本来の姿を偲ばせるに十分な作品である。

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菅原 敏作品 №23

菅原 敏23


この作品も今回の整理で出てきた作品。敏工人の作品中でも良い出来の作品。

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大場亀之進作品(昭和33年頃作 24㎝) 

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大場亀之進作、昭和33年頃の作品。昭和33年に二回目の復活をしたとされているが、昭和31年作の作品を掲載している本もあるので、33年頃作とした。この33年頃の作は、まだ少年らしさがあり、好きである。

稲子の後沢(元屋敷跡)に行きたくて、何回か稲子を訪問した事がある。最初に行ったのは確か私一人であったが、その時は「元屋敷跡」は見付けだせなかった。三回目位に行った時、やっと元屋敷跡へ辿りつけたが、今では其処まで行けるかどうか分からない。亀之進工人がまだお元気な時にお会いしが、その時に見せて頂いたノートに描かれた覚書資料は忘れられない。




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斉藤良輔作品

良輔



斉藤良輔作品、この作品も昭和50年前後のもの。何と素晴らしい作品を制作したのであろうか。信雄工人、昇治工人、久一工人、敏工人、良輔工人など、昭和50年前後の遠刈田系作品は、もっと評価されて良いと思っているが余り人気がないようである。

しかし、これから伝統こけしの収集を始める人達には、安価で良品を容易く集める事が出来るので、朗報であると言える。
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