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小林 清次郎 №2

小林 清次郎作 (5寸・昭和30年後半?) 

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小林 清次郎作 5寸の作品です。清次郎は吉太郎や吉兵衛、そして鈴木米太郎の復元作品が有名ですが、この作品のように父親である吉三郎の伝統を受け継ぐ様式でも秀逸な作品を残しています。木地挽きや胴模様の描彩についても勿論、この作品では面描(特に目の描き方)が目を見張らせます。5寸という少し小さめの寸法(私個人では、伝統こけし本来の姿として、この5寸や6寸ぐらいの大きさがちょうど良い寸法と思います)ですので一見しては眼点がどう描かれているかはよくは分りません。(目を凝らして近づけてみても詳細は分りづらいです)

そこで、目の部分だけをトリミングで拡大すると、眼点の描き方(打ち方)がよく見えてきます。ただ単に黒目を丸く描いているのではなく、涙滴型に描かれていて向かって右の眼点はその涙滴の後尾が抜けずに下方にたれ下がって描かれています。また、涙滴型に描かれた眼点も中央部は墨の色が濃く、両端は薄くなっていて、瞳(中央部が濃く、周囲は薄く)を写したように描かれています。その為に奥行き(立体感)が表現されていて、この描き方が偶然であるか、それとも意図した描き方であるかは分りませんが、この瞳のおかげで、この作品は私の清次郎コレクション中一番好きなもの(お気に入り)になっています。

この作品全体から受ける静かで、雅で、少女を思わせる印象を私に抱かさせるものが、よく見ても分りづらく、クローズアップしなければ見えてこない、「眼点」の描き方にあるように思えます。
 


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小林 清次郎 №1 

小林 清次郎作 (7寸・昭和40年代前半頃?作)
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つい最近、骨董市で入手したものです。小林清次郎工人の作品は膨大の量になりますが、その殆どの作品が鑑賞に耐え得るレベルの高い質を持っています。

先週のネットオークッションは保存完璧な古品こけしの名品が多数出品されていました。多くの作品は限られたマニアが落札して、私のように定年退職をした者には、ただただ、指をくわえて、落札画面を見るだけです。数百万円をかけて落札できる体力(財力)がある人が、またゾロ出てきた様に感じられるのは私一人だけでしょうか。第二次こけしブームが去り、一時期古品こけしもだいぶ値下がりして、入手しやすくなったと感じたのですが、今回のような結果になると、また古品こけしの値が上がってしまい、得難くなるようにも感じています。

今第三次こけしブームと呼ばれていて、若い方が伝統こけし界にたくさん入ってきているよですが、古品こけしに目が向くようになると、今現在制作されている伝統こけしには関心がなくなり、それが原因で、今の伝統こけしが売れなくなってしまうのではないかと危惧をしています。

現在では情報の届く速さは一瞬です。昔のように限られたマニアが闇から闇に伝えられる情報は中々表には現れてきませんが、今回の様なことになると闇の中に隠すことは不可能です。

私が今回入手したこの小林清次郎作品は、ネットオークッションに出品された古品群の中に入れても一歩も引けを取らない作品と考えていますが、その値段は奇しくも古品こけしの入札開始値段と同じワンコイン(500円)です。50年近く、伝統こけしを愛好する私にとっては、今回のオークション結果が現在の伝統こけし界へ悪影響が無き様に願うばかりです。

奥山広三作品 №2

最近入手した奥山広三作品。保存状態は悪いが、よい作品である。今まで首の部分が抜けているのは、ガタ木地の為かとも考えていたが、今回入手した作品を手に取り、その考えが間違っていた事が理解できた。抜け首にすることで、よりこの作品が引き立つようにと作られたもので、決して技術が劣る為ではない。少し細めの胴体と少し大きめの頭部とを結ぶにはこの抜け首の部分がなければならなかったように思える。
奥山1


顔の描彩も目の描き方は薄墨書きの技法を使い奥行きを出し、その表情に変化を持たせている。決して色落ちの為に薄いのではない。
奥山2


また、頭頂部の描彩にしても、その髷の部分に紅一点の飾りを付け、描き方に変化を持たせて、観るものに奥行きと動きを感じさせるように、描かれている事が分かるのである。
奥山3


頭頂部の描彩は、「国恵志堂さん」の作品とは若干異なり、より素朴な描き方がなされているように思えが、制作年代は決めかねる。なにはともあれ、木童舎コレクションに、この一点が入ってくれたのには、感謝にたえない。



神尾長八作品

長八全体

長八顔


制作時期は良く分からないが、昭和20年代に作られたものと考えている。木童舎コレクションの中でも長八作品はこの一本だけである。

長八こけしは、各種文献でも余り高い評価は受けていないが、私はこの作品が好きである。山形系の木地形態や胴模様を持ちながら、顔の描採などは蔵王系に近いものがある。この作品は幾分か寂しげであるが、長八の持ち味である、「泥臭く、逞しい力」を感じ取ることが出来る。

奥山広三作品 №1

木童舎コレクションにも、何点か奥山広三作品を所蔵するが、いずれもが好きな作品である。特に顔の表情は古武士にも似る描彩で、古の時代を偲ばせるものとなっている。

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