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小倉勝志作品(昭和44年7月作?)

小倉勝志(26cm・昭和44年7月作?)

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小倉勝志工人の初期作です。胴底に44/7の書き込みがあることから昭和44年7月作と考えられますが、制作は6月かも知れません。



kokesiwikiの「小倉勝志」の項では初期作として昭和44年6月作と8月作が掲載されていますが、この作品を見る限り6月作に近い気がします。6月作が初作ということですので初作かそれに近い7月作と考えています。

木地は昭和41年頃より父篤について修行をしたとされていますが、木地形態及び描彩ともまだたどたどしさがあり、後年の作品とは雲泥の差があります。 

 
ただし、本稿のこけしを始めとして、初期作の作品では顔(目)の描彩から、小倉系統の本流を受け継ぐ(受け継がなければならない)勝志工人の強い意志を感じ取ることが出来ます。

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後藤希三作品

後藤希三作(7寸・昭和20年頃作)

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後藤希三作の昭和20年か21年頃の作品と考えています。「こけし千一夜物語・第605夜」に掲載されている昭和16年作と『こけし手帖・478号」掲載の昭和26年~平成10年作を繋ぐ作品です。


この作品(昭和20年頃)までは戦前の面影を残すものとなっていたようです。鳴子系の清楚で可憐なこけしとして、影響を受けたとされている大沼竹雄こけしに通じる面影を宿しています。


この後、昭和26年作へとその作品変化が起きたわけですが希三工人の心の変化の在りようは今となっては伺い知ることは出来ません。昭和20年は敗戦という日本国にとって、大変に大きな事象から、日本人の精神史に関わる重大な時代であり、その影響が当然、作品作りに与えた事は云うまでもありませんが、もし、敗戦という事態が起きなければ、どの様な作品変化となったのか、かなわぬ事ですがこの作品を観ているとその変化を見てみたいと思いました。

再掲・佐藤春二作品(今三郎型)

佐藤春二作(1尺・昭和40年代?)


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佐藤春二の今三郎型復元作品です。色々検討した結果、春二作となりました。

小林 清次郎 №2

小林 清次郎作 (5寸・昭和30年後半?) 

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小林 清次郎作 5寸の作品です。清次郎は吉太郎や吉兵衛、そして鈴木米太郎の復元作品が有名ですが、この作品のように父親である吉三郎の伝統を受け継ぐ様式でも秀逸な作品を残しています。木地挽きや胴模様の描彩についても勿論、この作品では面描(特に目の描き方)が目を見張らせます。5寸という少し小さめの寸法(私個人では、伝統こけし本来の姿として、この5寸や6寸ぐらいの大きさがちょうど良い寸法と思います)ですので一見しては眼点がどう描かれているかはよくは分りません。(目を凝らして近づけてみても詳細は分りづらいです)

そこで、目の部分だけをトリミングで拡大すると、眼点の描き方(打ち方)がよく見えてきます。ただ単に黒目を丸く描いているのではなく、涙滴型に描かれていて向かって右の眼点はその涙滴の後尾が抜けずに下方にたれ下がって描かれています。また、涙滴型に描かれた眼点も中央部は墨の色が濃く、両端は薄くなっていて、瞳(中央部が濃く、周囲は薄く)を写したように描かれています。その為に奥行き(立体感)が表現されていて、この描き方が偶然であるか、それとも意図した描き方であるかは分りませんが、この瞳のおかげで、この作品は私の清次郎コレクション中一番好きなもの(お気に入り)になっています。

この作品全体から受ける静かで、雅で、少女を思わせる印象を私に抱かさせるものが、よく見ても分りづらく、クローズアップしなければ見えてこない、「眼点」の描き方にあるように思えます。
 


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不明豆こけし(六郷満作品?)

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つい最近ネットオークッションで入手した豆こけし(1寸弱)の表情が余りにも素晴らしかったので紹介します。

胴底に漢数字の「六」が書かれているので出品者は「六郷満工人の作品か?」とされていました。

画像を見ていただければお分かりの通り、眼点の描き方が素晴らしく向かって右の眼点はレ点の如く逆三角に打たれ、左の眼点はそのレ点を二つ続けて打たれて描かれています。 

 その表情は佐藤伝内作品やkokesi obscuraに掲載されている豆こけしの眼点描写と共通するものとなっています。もしこの作品が六郷満工人作であれば、六郷作品のファンの一人として嬉しい限りですが、まだ確定はされていません。
 

この豆こけしの絵の具が綺麗に残っているのは、こけし全体にニスが塗られていたおかげです。六郷工人が豆こけしにニス塗りを施したか調べれば何か手がかりが得られると思いますが、調査にはもう少し時間がかかります。

高橋正吾作品

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 東日本大震災にあってしまった高橋正吾工人の4寸の伝統こけしです。手元に届いた時には泥?で汚れていて無残な姿でしたが汚れを丁寧に落としてやっと鑑賞に耐える姿にしました。



 そのおかげで、見た目には古色がついたような状態になり、良い雰囲気をかもし出すようになりました。古い武蔵こけしを写した作品ですが、その時代と精神も写しきったこのこけしは、胴体裏に正吾工人のサインがなければ、武蔵作と間違えてしまうほどの作品です。

佐藤里見作品

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佐藤里見の6寸です。画像では顔のシミが目障りですが、実物はそんなにも気になりません。詳しくはKokeshi Wikiの佐藤里見の項を参照願います。

 制作年は昭和24年頃と思われますが確かとは分かりません。Kokeshi Wikiでは胴模様はボタ菊模様がほとんどで、重ね菊やたまに梅模様を描いたとされていますが、このこけしを見るとボタン模様も描かれたようです。

 確かに新型こけしの影響は受けずにいて、若々しくも優しいまなざしの伝統こけしです。

佐藤 善二作品 その1

佐藤善二作 9寸 
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好きなこけしです。何点か所蔵していますが、整理されていないので最近ネットオークッションで入手したものを仏像と並べて掲示します。この二点を見ていると、善二こけしについての余計な言葉は要らないと思っていますが・・・・。 


國分栄一作品

國分栄一作品群DSC03861 (800x585)
 
 最近、入手した國分栄一工人の作品群を送られてきた段ボール箱に広げたところ、昔、伝統こけしが売られていた時代の情景が脳裏に浮かんできました。



今、ネットオークッションで話題になっている大正~昭和の初め頃に作られた、保存極美の古品こけしも、その時代ではこのように無造作に店頭や工人宅に並んで売られていたのでしょう。そして、値段も1本数十万円もするほどの事はなく、栄一作品を求めたぐらいの値段で売られていたのではないでしょうか。 

この栄一工人の作品群を見ていると、栄一工人の技量の高さと、作品の質の良さが肯けます(オークションの古品の中にも「國分栄一?」と表記されていたものがありました)

大野栄治作品

大野栄治作 8寸
大野栄治 

    木童舎コレクションには、1万点近い伝統こけしがありますが、ガラガラと音を出す工夫をしているこけしは、そう数はありません。玩具らしさを演出するガラガラの装置は頭部をくり抜きに、閉じ込めているので、中々内部見ることが出来ません。  

 
私のコレクションには、何点かの大野栄治がありますが、最近入手した栄治こけしは、頭を振ると、乾いた軽やかな音が聞こえてきます。ガラガラという音を出す工夫がなされていて、豆類とは違う音色なので、どんな材質が入っているのであろうかと気になり、頭部の蓋をこじ開けてみました。

開けてみたところ、小石が数点入っていていました。 戦前のこけしでは音を出す頭部に入れる材質はあずきなどの豆類を入れてあると聞いていますが、小石を入れてあるのも存在するかもしれません。ただ、余り聞いたことはありませんが、豆類に比べて、もっと軽やかな乾いた音がする材質として、小石は面白いと思います。 

頭部の小石

大野栄治頭部
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